今日、1月5日は幼なじみの良典の誕生日だ
おめでとう
お互い、もう24になっちまって…
早いってもんじゃないね
これで良典とのつき合いも20年を越えたんだな
20年か
えらい年数だな
ハンパじゃねぇな
まぁ帰ったらまたそういう話できんだろうな
楽しみにしとこう
そんな日オレは、スイスに別れを告げてきた
朝10時ちょい前に朝食をとり、11時過ぎにホテル「Les S4Natios」を出たんだ
ここの主人英語通じるし、いいオジさんだったなぁ
それにその奥さんキレイだったなぁ
ジュネーヴの中では結構安い方なんだろうな
このホテル、ガイドブックにでも出してみっかな
でも、朝食パンだけで5SFっていうのは高い気がする
でも、ホテルの朝食なんてこんなもんだろう
オレが泊まっているパリのホテルだって22FFもすんだから…
そんな相場なんだろうな
まぁ、でもよかったよ
いいホテルだったよ
ありがとうございます
オレは電車の時間までレマン湖周辺を散歩しに行ったんだ
今日もいい天気だったから、すごいキレイだったよ
山もすごいキレイだった
やっぱ青空が一番似合うね
この大自然ていうのは
キレイな風景を写真におさめたし
花時計も見たし
教会の鐘が12時を知らせてるし
ということで、オレはパリ行きのTGVユーロシティに乗り込んだんだ
またまた超簡単な出国審査をし、午後12時30分定刻通り電車は動き出した
ジュネーブの街をアッという間に抜け出し、列車は荒野の中を走り続けた
変わりゆく景色をずっとながめていた
大平原、岩山、森
ほとんど集落というのを見かけなかった
ブルゴーニュ地方を突っきり
ただただ列車は走り続け
ただただオレは景色をながめるだけだった
それから数時間後、パリ・リヨン駅に到着したのだ
久しぶりに感じた
帰ってきたなぁって感じた
外は雨だったが街を歩いてみた
デザインされた街だ
つくづく感じた
大自然から硬質の街へ
どちらも嫌いじゃない
ハッキリ言って好きだ
アルプスの大自然とパリの街並み
まさにヨーロッパである
オレが頭の中に描いていた、ヨーロッパの1日であった