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父ちゃんとの電話 1997/8/14(木)晴

最近、ムシ暑い日が続くなぁ
汗の量が前より多くなっている

まぁ、夏なんだから仕方ないことだが

それよりも手紙、後半の皆の分を出しに行った

女の子関係が多かったから、早く届かないかな

返事、結構来るだろうて

そう、それからベルトを買った

本当なら買わなくても済むことだったんだが、
日本から1本も持ってこなかったし、
結構、やせたし

まぁ、前から欲しかったからいいだろう

それから部屋に戻った

そしたら主人がきて、俺のオヤジから電話があったっていうことを言っていた

その後、主人が何かゴチャゴチャ言ってた

日本語を、チンチロチンチロという表現にするのはやめてほしい

俺の父ちゃん、英語もスペイン語も話せないんだから、しょうがねぇべ

それからこんなこともあったっけな

俺が学校へ行こうとサロンの所を通った時、
主人が俺を指さして、ブラジル人と話をしていた

彼の父さんはどうとかこうとか、言っていた

俺が「なに?」と聞いたら
「ン?」という顔をしてた

ハッキリ言って頭にきた
あのツラよ
「ン?」じゃねぇよ

本当にムカついた
ハリ倒しもんだ

まぁ、日本人は金持ちだとか、オヤジが働いた金で息子は毎晩、女と遊びまくってる、とか
アイツのオヤジは英語もスペイン語も話せない、とか
そんなレベルのことだろう

ブラジル人、ちょっと黙っちゃっていたから

マジで頭にきた

だから、バイトのこと言ってしまった
ブラジル人にだけだけどね

まぁ、彼から主人に言ってくれればいいんだけどね

俺は毎晩、女と遊んでるわけじゃねんだよ
毎晩毎晩、仕事してんだよ!

まったく、あれだけ定期的に休んでるのに気づかんのか?
バカか!?本当に

日本人なら人の心を読む、ということができるのだが、
スペイン人はまったくできないんじゃないかな?

特にあの主人は絶対にできてない
頭、大丈夫?そんな感じだ

ただただムカついた
それだけだ

まぁ、それから日本に電話してみたけど、
日本は夜の10時くらいだったんじゃないかな

最初、あんちゃんが出たな
おぉ、とか言ってた

そんで、父ちゃんに変わってもらった

電話のお金、スゴイスピードで減っていくから、用件はなに?
と早々に言った

「まぁ、別にないけど、バイトしなくてもいいぞ」
て言ってた

大丈夫、心配はない

「無理すんな」とも言ってた

別に無理なんかしてないし、俺なんかより無理してる人は多くいるんだ
俺なんてまだまだ

それはそれでいいとして、
どうやら手紙が届いたみたいだな

伊藤ハムや白土とか、アサヒボウルのみんなや地元のみんな

みんな届いたかな?

早く返事こないかな
どういう風に俺の手紙読んでんのかな

伊藤ハムに出したのは、なかなかの傑作だったから

まぁ、何点か書き忘れたのもあったが
白土のも結構面白いぞ

あいつには「たまごっち」も送ってあげないと

代わりに歌のカセットを送ってもらおう

みんな、元気かな?

早く会いたいのはヤマヤマだけど、
まだこっちで何もしてないから、帰るわけにはいかないんだ

ガンバらなくては

とりあえず、早く返事こないかな

俺は首を長くして待ってるぜ
さぁ来い

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この記事を書いた人

私は運の強い絵描きです。
3歳の時、大きな川に落ちましたが、無事生還し、その後はたくさんの良い人たちに出会うことができました。
スペインでマドリードリアリズムを学び、十数年後、抽象画に目覚めた私は、これからも多くの人に癒しと幸運を与えられる絵画をお届けします。

I am a strong luck painter.
When I was 3 years old, I fell into a big river but survived.
And I am a professional interviewer who has changed jobs 23 times and met many good people.
After studying Madrid Realism in Spain, I discovered abstract painting more than ten years later, and will continue to deliver paintings that can bring healing and good fortune to many people.

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