今日は朝から雨であった
こんなでだしで書くのはスペインと同じだな
やっぱり雨は迷惑である
でも、たいしたことなさそうな雨だったし
部屋にいても何の意味もないし
なんといっても外を出歩きたいって気持ちが一番強かったな
パリの街、3週間で全部歩き回ってやろうって思ってるからだ
そして、オレの足はモンマルトルへと向かっていた
そう、あの印象派がたらふくたむろっていた場所だ
父ちゃんも言っていたな
善臣の母さんも言ってたな
モンマルトルの丘に行ってみたらいいって
オレ自身、印象派絵画にはあまり興味がないが、人の集まる場所という所には興味がある
どれほどの魅力があるのだろうか
自分の目で見たかったからである
そして行ってみた
階段を登り、サクレ・クール寺院からパリの街並みをながめてみた
まさに大・大都市である
そしてまた歩き始めた
広場やお店などをながめながら、途中ダリ美術館に入ったり
印象派の画家たちが集まって生活していた長屋・洗濯船を見てみたり
ゴッホのモンマルト時代の家に行ってみたりと、
オレはただただ歩いた
何か、なつかしい街並みだった
スーパーがあったり テキ屋がいたりなんとなく下町っぽいところが、あっ、マドリッドに似てるなって思った
本当に似てるって思った
しかも、オレが住んでいた辺りに
モンマルトルなら居心地いいかもな
静かだし
丘の上だし