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学校最終日② 1997/11/28(金) 晴

つづき…

オレの秋義という名前にあるように、オレは義の男なのだ
義の星の下に生まれた男なんだろう

そうきっとそうなんだ

すべて恩返ししなくてはいけないんだ

オレは日本を捨てたわけではないし、スペインを捨てるわけでもない

自分を高めようとする欲望
それに伴なって出逢う人たち

おれは、12月15日からパリへ行く
そして、日本に帰ったら東京へ行く

パリでも東京でも、またいろんな出逢いがあるだろう
そこで出逢った人たちも、同じく死ぬまで大切にするつもりだ

小さい頃歌っていた歌
友達100人できるかな~

まさにこれである

芸術家として、いろいろな人にやすらぎを与えたり、楽しませたりすることよりも
出逢った人たちを大切に、そう直接大切にした方が、オレの人生、ノルマとして正解だと思う

だからといって絵をやめるわけではない

世界一の芸術家がオレの夢なのだ

みんなのために、夢を身近にするために、是非達成しなければならないノルマなのである

オレにはノルマが2つある

このノルマは必ず実行し実現する

よし、キマリっと

そういえば、アルティウム・ペーニャで描いた最後の絵
オレの友達、キャスター志望のニィーちゃんことペリーコにプレゼントしたんだ

なぜって?
オレの絵をマドリッドに残しておきたかったんだ

それだけだ

あとは、このペンシオンに2枚だけ残しておくだけだな

バルセルナでもったいないことしちゃったな
3枚の絵置いてきちゃったんだな

どうせ置いてくんなら後悔しないような置き方しないとな

このマドリッドではチャントしよう

また来るのは3年先なんだから

生きているかどうかわからないけど、また来たいと思っている

3年
この3年で名前を売らなければいけない

日本美術会にこの3年でどれだけ名前を売れるか

オレの考えでは自分の限界まで突っ走るつもりだ

もちろん写実だ
自分流のね

もう時間がない
この3年で命をかけなくてはならない

そこまでやらねば絵は売れぬ

若いというだけで見てくれない

日本でどこまでカマせるか革命をおこそう

そして、一気に突っ走ってやる

自分を磨ききってやる

清水秋義という名前を、世界中に切り刻んでやる

そうオレは天才なのだから

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この記事を書いた人

私は運の強い絵描きです。
3歳の時、大きな川に落ちましたが、無事生還しました。
そして転職を23回した面接のプロであり、たくさんの良い人たちに出会うことができました。
スペインでマドリードリアリズムを学び、十数年後、抽象画に目覚めた私は、これからも多くの人に癒しと幸運を与えられる絵画をお届けします。

I am a strong luck painter.
When I was 3 years old, I fell into a big river but survived.
And I am a professional interviewer who has changed jobs 23 times and met many good people.
After studying Madrid Realism in Spain, I discovered abstract painting more than ten years later, and will continue to deliver paintings that can bring healing and good fortune to many people.

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